真鍮の輝き



昔から金属の光沢には何だか惹かれるものがあって、刀剣の類やナイフはたまた包丁など、展示されていると立ち止まって見ずにはいられません。


アート作品なんかでも金属を研磨したようなものには思わず見入ってしまいます。


工業製品で言えばプラスチック射出成型に用いる金型とかもそうですね。機械と手作業で削り磨き上げた金型には工業製品ではありますがある種の美しさを感じてしまいます。


考えてみれば人類が金属を利用するようになってから、それこそ大昔から人はずっと金属を磨き続けているわけで、そういった連綿と続く営みに惹かれてしまうのかもしれませんね。


画像は工房の収納整理に用いるネームタグです。

ブランクの真鍮板に刻印を施し墨入れと表面研磨を行いました。いかにも量産品然としているただの真鍮板が工程が重なるにつれ徐々に不純なものがそぎ落とされ、同時に手作業による自然な揺らぎが加わって何だか柔らかな表情を見せてきます。


収納容器は全部で50個ぐらいあるのでしばらくはこの作業を続けることになりそうです。


 

真鍮板:長さ49mm、幅16mm、厚み1mm

文字刻印CAMデータ作成:Autodesk Fusion360

文字刻印加工:Roland MDX-50、Φ0.5mmフラットエンドミルで加工