私が初めて3D-CADを使ってパラメトリックモデリングの概念に触れたのは1996年のことでした。
しかし世間ではもっと早い段階、1980年代の後半にはパラメトリックモデリング機能を持つ3D-CADが出現していて商用ソフトとして販売されていたようです。
この事実からするともう30年以上にわたってパラメトリックモデリングが形状定義手法として使われ続けていることになりますね。
パラメトリックモデリングを採用している3D-CADでは最初に2Dスケッチを描いてそれを基に立体を作っていきます。基本的にはそれの繰り返し。情報を「順番に」「規則に従って」「記録していく」ということをやっています。
パラメトリックモデリングのいいところは、ある情報を変えると自分で決めた規則に従って形状が自動的に変わってくれるところです。上手く規則を作りこむことができていればコンピュータが素早く形状をアップデートしてくれます。この効率の良さが長年設計の現場で使われ続けている理由なのかなと思ったりもします。
次の動画ではパラメトリック変形の様子を簡単に説明しています。変更しているのは最初に描いたスプライン曲線だけ。後はシステム側が勝手に形を変えてくれています。
3D-CAD:Autodesk Fusion360
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