平面カットがあるリングの作り方
- adachitech7
- 2023年6月17日
- 読了時間: 2分

[Fusion360 Tips]
八角形をベースにして平面カットを規則的に配置したリングの作り方です。外側へのシェル化、ポリゴン押し出しと交差、スケッチで交差点の抽出、ロフトカット、フィーチャーのパターン配置とミラーコピー等を使っています。
1.基本ボディの作成
リングの内径をスケッチして両側に押し出します。

2.厚み付け
シェルコマンドで外側に厚み付け。両サイドを開放面として選択しておくとリングの幅を変えずに径方向にだけ厚みを付けることができます。

3.八角形ボディの作成
リングサイドに内接ポリゴンで八角形をスケッチして押し出します。このとき操作を「交差」にしておくと八角形と元の円リングの交差部だけを残すことができます。


4.平面カット部のスケッチ作成
XZ平面にスケッチを追加、投影/取り込みから「交差」を選んで八角形エッジとの交点を抽出します。


サイド面にスケッチを追加して、八角形エッジの中点同士を結び直線を描きます。

5.平面カット部の作成
サイド面にできた三角プロファイルと点をロフトで繋いで切り取ります。


6.円形状パターンコピー
円形状パターンコピーでタイムラインからロフトフィーチャーを選択して円形状に配置します。


7.ミラーコピー
ロフトフィーチャーと円形状パターンコピーフィーチャーを選んでミラーコピーします。


8.フィレット
リング全体を一挙に選択してフィレットを付けます。(選択フィルターでエッジのみを選んでも問題ありません)

9.完成

具体的な操作は動画で説明しています。
3D-CAD:Autodesk Fusion360
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