[Fusion360 Tips]
ソリッドボディで作ったコイルスプリングを疑似的に伸縮させる方法です。ボディ分割、コンポーネント化、位置固定ジョイント、ジョイント、モーションリンク、モーションスタディを使ってモデリングしています。
1.コイル作成
コイルコマンドで適当な大きさのコイルを作ります。
2.ボディ分割
ボディ分割コマンドを使いXZ平面を分割ツールにしてコイルを複数のパーツに分割します。
3.コンポーネント化
ブラウザからボディフォルダを右クリックし「ボディからコンポーネント作成」を選択して分割したボディをコンポーネントに変換します。これでジョイントを使って相互の位置関係と動きを規定することができるようになります。
4.位置固定ジョイント付加
一番下のコンポーネントとファイル原点との間に位置固定ジョイントで回転ジョイントを付加します。回転の中心はコイル断面の中心を指定してください。
5.回転ジョイント付加
次はコイル断面同士に回転ジョイントを付加してください。以下全てのコンポーネントに対して同様に回転ジョイントを付けていきます。
6.モーションリンク設定
最初の回転ジョイント(位置固定ジョイント)と次の回転ジョイントとの間にモーションリンクを設定します。回転1と回転2との回転角度比を1:2になるようにしておきます。
回転2と回転3の角度比は1:1に設定します。以降最後まで同様の設定となります。
7.モーションスタディ
モーションスタディで回転1の角度を変えられるようにしておきます。今回の事例では0ステップで角度0°(自然長の状態)、100ステップ目で角度8°(圧縮された状態)としました。
一連の操作は動画で説明しています。こちらも合わせてご覧ください。
3D-CAD:Autodesk Fusion360
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